ひとり親家庭で子どもが発達障害、利用できる制度を探しています。

ひとり親で子どもが発達障害を抱える母親のイラスト
2024年12月27日

相談内容

 

・40代女性(看護師)からのご相談。

 

・長女(高校生)と長男(中学生)の3人家族。

 

・長男は発達障害(ADHD)を抱えていて支援学級に通っている。

 

・ひとり親家庭で経済的に生活が苦しい。何か使える制度や良い方法がないかインターネットで調べたり、区役所に相談をしてみたがダメだった。

 

・ひとり親家庭や長男の障害で利用ができる制度やサービスはありませんか。ふたつ~(弊所)が無料相談をやっていたので駄目で元々、念のため問い合わせをしてみた。

 

 

 

 

 

 

弊所が考えたこと、行ったこと

 

(長男の承諾を得た上で)障害者手帳(精神障害者保健福祉手帳)の申請を提案しました。

 

自治体によっては障害者手帳を取得されている方に「扶助料(名称は地域によって異なります)を支給しています。

 

 

 

 

・障害者控除の申告を提案しました。

 

障害者控除 国税庁

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1160.htm

 

障害者手帳を取得することで障害者控除の対象となり、税金の負担が軽減されます。

 

 

 

 

・児童扶養手当の申請を提案しました。

 

児童扶養手当について こども家庭庁

https://www.cfa.go.jp/policies/hitori-oya/fuyou-teate

 

児童扶養手当の申請には所得制限があります。控除(今回は障害者控除)の申告をすることで所得金額が抑えられ、児童扶養手当の所得制限をクリアできる場合があります。

 

 

 

 

 

 

結果

 

・障害者手帳(精神障害者保健福祉手帳)を取得した。

 

・障害者扶助料(月額3,800円)が支給された。

 

・障害者控除が適用された。

 

・児童扶養手当(月額56,250円)が支給された。

 

 

 

 

 

これから

 

ブログでは基本的に、相談者の困りごとに関して、こんな制度やサービスがありました、使えました、という相談事例を取り上げています。ざっくばらんに言えば「上手くいった事例」です。一方で、上手くいかなかった事例もたくさんあります。おおよそですが、ご相談に対して、制度やサービスが見つかって使えた、という割合は全体の約三割です。割合としては高くありません。せっかく相談したのに空振りに終わってしまった、という相談者もたくさんみえます。しかし、弊所への相談が、大切な人(相談者自身も含む)の安心と自立に繋がる可能性があることだけは知っておいてほしいと思います。無料相談も受付中です、困りごとを抱えていらっしゃる方は是非お問い合わせください。

 

ふたつ社会保障制度調査事務所のチラシ

 

 

弊所note「ひとり親の資格取得支援制度があるけど不安なことも二つある」

https://note.com/futatu_j/n/nc20635ee58b6

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