自宅でできる仕事の探し方が分かりません。
相談内容
・一人暮らしをされている40代女性からのご相談。
・うつ病を患っている。障害者手帳2級を取得、障害年金2級を受給中。
・仕事がしたい。仕事内容は何でもいいが、人とかかわらない仕事がしたい。できれば自宅でできる仕事がいい。
相談者が困っていること
・希望する仕事をどのように探せばいいのか分からない。
・希望する仕事を代わりに探してほしい。
弊所が考えたこと、行ったこと
・相談者のお気持ちを確認しました。
弊所より「他の人とかかわらない(仕事)とは、どの程度ですか」。
相談者より「一人で仕事がしたい。会社の人ともやり取りはメールで電話やzoom(web会議ツール)は使いたくない」。
弊所より「出勤をして職場のパーソナルスペースで仕事をする、ということは考えられますか」。
相談者より「できれば自宅で仕事がしたい」。
弊所より「一般企業や自治体の障害者求人枠、就労継続支援A型事業所の利用などは選択肢に入りますか」。
相談者より「はい」。
その他、希望する職種や職務内容、待遇、お持ちの資格などについて相談者にお伺いしました。
ハローワークへの相談の有無について確認しました。
相談者より「ハローワークには行ったが希望する仕事はなかった。担当者にこちらの希望を伝えても「難しい」ということしか言われなかった」。
地域のハローワークや障がい者相談支援事業所などに、相談者が希望する仕事がないか確認をしました。
×
在宅ワーク紹介会社から仕事を数件紹介してもらいました。
相談者は紹介された仕事を断られました。
結果
地域の障がい者相談支援事業所の相談員から弊所に連絡があり、在宅ワークを行っているA会社の情報を教えていただきました。
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弊所からA会社に連絡しました。相談者のご希望を伝え、仕事にまつわる情報を教えていただきました。
A会社の仕事の情報 一般企業の契約社員(障害者求人枠)。仕事内容は自宅にて某有名地図会社の地図作成作業やwebデザインを行う。給与は月給制(地域別最低賃金×6時間/日)。2ヶ月毎に会社にてミーティングあり。 2~3週間の研修期間あり。
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相談者にA会社を紹介しました。後日相談者から弊所に連絡があり「やってみたい」とのこと。
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相談者とA会社の初回面談日を調整しました。
これから
現在、相談者はA会社で働かれています。
当初、A会社は相談者の希望に合う仕事先ではありませんでした。社会生活を送る上で信念を曲げないことは大切で、環境に合わせることもまた大切です。相談者は「自宅で仕事がしたい」という気持ちを大切にし、研修やミーティングといった「人と関わること」については自分の中の「枠」を少し広げる努力をされました。
弊所は相談者の思いのすべてにお応えできるわけではありません。しかし「少し」「もう少し」「あと少し」..相談者にとってより良い自立支援の方法を考え調査します。お困りの際はお気軽にお問い合わせください。
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