不登校の長男の進路相談がしたい。

相談内容
・40代女性(お弁当屋さんでパート勤務)からのご相談。
・50代の夫と高校三年生(長女)、中学三年生(長男)、祖父母の6人家族。
・長男が中学二年生の頃から不登校。学習面については両親と長女が教材などを使い自宅で教えている。
・進路(特に高校への進学)について長男に話をするも「分からない」と曖昧な返答。
・家族としては高校への進学について、通信制高校でもいいのではないかと考えている。
・進路相談ができる機関やサービスはありませんか。また、ふたつ~(弊所)ではそうした相談の受付はしてもらえませんか。※長男の担任や中学校には相談したくない。
弊所が考えたこと、行ったこと
今回のご相談内容について、弊所が提供できるサービス内容をお伝えしました。
①学校に行けるようにサポートをしてくれる制度やサービスを探すこと。
②学習をサポートしてくれる制度やサービスを探すこと。
③学校以外での人間関係を培える場所を探すこと。
④(長男から話を聴いた上で)通信制を含む、長男の意向に合った学校を探すこと。
⑤その他、不登校の長男やパート勤務の相談者など、ご家族が使える社会保障制度やサービスを探すこと。
相談者から②④⑤についてのご依頼を受付ました。今回のブログでは④について記載します。
(「もし、通うのなら」という仮定で)通信制高校について長男からお話を伺いました。
弊所としては「進路をどうするか」ということよりも、通信制高校という選択肢もあるということを長男に伝えようと考えました。これまでの相談支援の経験から「こうしたらどうですか」という周りからの提案よりも、本人の「こうしたい」という意向を支援した方が(本人としても、周りの人からしても)良い生活が送れるようになることが多かったです。長男に一つの選択肢を伝えることで、もしかすると長男から何らかの「本当は自分はこうしたい」という意向が出てくるかもしれないと考えました。
長男と相談者から伺った内容を基に通信制高校を調査、三校をピックアップしました。
(一般的な)通信制高校を選ぶ際のポイント
・カリキュラムの内容(本人の学びたいこと、やりたいことと合致しているか)
・スクーリングの頻度(スクーリングとオンライン学習の割合)
・通学のしやすさ(通学手段、通学時間など)
・サポート体制(担任の先生との面談や進路相談の状況、学習面のサポート内容など)
・学費(入学金、授業料、教材費など)
・本人が希望する卒業後の進路と学校の進路実績が合致しているか
結果
弊所がピックアップした通信制高校の説明会(一校はオンライン説明会)に長男が参加をすると言っている、と相談者から連絡あり。
万が一、(全日制、通信制など)高校への進学が叶わなかった場合、随時弊所が相談に乗ること、相談者がお住まいの地域には不登校の本人や家族をサポートするNPO団体があること、などをお伝えしました。
これから
保育園、幼稚園、塾、(B型、A型など)障害者の方の働く場所、介護施設、通信制高校etc…。弊所は使える制度やサービスがあるか、ないかの調査をしています。その他、使える制度やサービスがあるのは分かっていて、その中からどれが良いのか、相談者にマッチするのかという調査も行っています。お気軽にご相談ください。
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