夫婦共働きで学童保育の料金が負担になっています。
相談内容
・40代女性からのご相談。
・40代の夫と小学二年生の息子の三人家族。
・相談者のお仕事は化粧品販売、夫は営業職。いずれも正社員。
・息子は放課後に学童保育を利用しており、帰りは相談者が迎えに行っている。
・半年程前から相談者の仕事が遅くなることが多くなり、学童保育のオプションの「延長サービス」を利用するようになった。
相談者が困っていること
学童保育の料金に延長サービスの料金が加算され高額になっている。共働き世帯が使える制度やサービスはないか。
夫も仕事が大変。息子の迎えを頼めるような状況でないことは分かっている。
毎月、学童保育と延長サービスの料金を支払っていると、何のために働いているのか分からなくなる。
弊所が考えたこと、行ったこと
調査の結果、相談者は「ベビーシッター派遣事業(ベビーシッター利用割引券)」の利用ができることが分かりました。https://www.acsa.jp/htm/babysitter/
・複数の業者からベビーシッター派遣事業を利用した場合の見積もりを取り、現在利用している学童保育の延長サービスの料金と比較しました。
↓
見積もりを取ったすべての業者の料金が、学童保育の延長サービスを利用した場合の料金より安かったです(概ね三割程度安くなった)。
・お勤めをされている化粧品販売会社に、ベビーシッター派遣事業を利用したい旨を伝えるよう助言をしました。※ベビーシッター派遣事業は個人ではなく会社が申請をする事業です。
結果
相談者がお勤めをされている会社がベビーシッター派遣事業の申請を行ってくれました。
ベビーシッター派遣事業の申請が受理され、相談者はこのサービスを利用することで経済的な負担を軽減できました。
これから
ご自分でベビーシッター派遣事業の申請を会社に伝えることが難しい方は、弊所がサポート(相談者に代わり弊所が会社に伝える、会社への依頼文を作成する等)をいたします。
今回は、学童保育の延長サービスの代わりとなる、ベビーシッター派遣事業という制度を見つけることができました。しかし、経済的な負担が大きいという困りごとの場合、必ずしも直接的な制度やサービスでなければいけないわけではありません。例えば「学童保育の延長サービス利用による経済的負担が大きい」を解消するためには
・控除額が多くなることで父親のお給料が増える。
・社会保険料の減額で母親の所得が増える。
・小学生が受給できる制度の申請をすることで家族の収入が増える。
このように、家計でみれば収入が増えることと支出が減ることは同じことで、そうした家計の収支については、家族の誰からでもアプローチをすることが可能です。弊所は制度やサービスの調査、発掘のプロとして、困りごとの解決方法を様々な角度から検討することができます。お困りの際はぜひご相談ください。
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