申請が通った日に、本当の相談が始まった。
こんにちは。名古屋で経済的支援専門の社会福祉士をしている稲山です。
社会福祉士は何をする人か
使える社会保障制度を探して、申請をサポートする。そんな社会福祉士がいるんですか、とよく聞かれます。
申請サポートだけでなく、その先まで関わることが弊所の仕事だと、今は思っています。
申請が通った日に起きること
支援が決まった日、相談者から連絡が来ました。「ありがとうございました」という一言の後、少し間があって、こう続きました。「これからどうしたらいいか、わからなくて」
お金の問題は解決しました。でも、その人の人生は、まだ続いています。
制度はゴールではありません。スタートです。
「次」が一番しんどい
暮らしを立て直したい。働けるようになりたい。子どもの将来を考えたい。相談者が口にする「次」は、制度では解決できないことばかりです。でも私は、その「次」からが本番だと思っています。
制度を使えるようになった人が、自分の人生を立て直していく。その過程に、一番エネルギーが必要です。そしてそこが、一番孤独な場所でもあります。
伴走とは横にいることです
答えを出すことではありません。道を示すことでもありません。その人が「次の一歩」を踏み出せるまで横にいることです。
迷っているとき、話を聞きます。折れそうなとき、一緒に考えます。動けないとき、一緒に立ち止まります。前に進めたとき、一緒に喜びます。
私は、これが社会福祉士の仕事だと思っています。
数字にならない仕事
申請が通った件数は数えられます。受給額の合計も出せます。でも「あの人が折れずに続けられた」は、数字になりません。相談者の隣にいた時間は、どこにも記録されません。数字にならないから、成果として見えません。見えないから、評価もされません。
評価されなくても、この仕事にはきちんと対価が支払われるべきだと思っています。伴走することの価値が正当に評価される文化を、少しずつ作っていきたい。それも弊所の仕事だと思っています。
制度の先に人生があります
その人の人生は、支援が決まっても続きます。人生が続く限り、課題も続きます。だから、隣にいます。それが弊所の仕事です。
制度を知ることで、人生が変わる人がいます。その隣に、弊所はいます。
ふたつ社会保障制度調査事務所
代表 稲山未来
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