成年後見人材育成研修、二日目を終えて
先日8月29日、成年後見人材育成研修の二日目を終えました。あと少しで、全課程を終えます。ここまで積み重ねてきた学びを、実際の後見業務で活かせる形に整えていく段階です。
研修終了後には懇親会があり、同じ志を持つ方々と直接言葉を交わす機会をいただきました。正直なところ、こうした場に足を運ぶには、腰を上げるだけの理由が必要です。予定を調整し、慣れない場に身を置き、初対面の人と関係を一から作る。この一連の過程は、決して軽い負担ではありません。
しかし、対人支援の研究では、専門職同士のこうした「弱いつながり」(ウィーク・タイズ)が、後々の相談対応や連携の質を大きく左右することが繰り返し指摘されています。社会学者マーク・グラノヴェッターが提唱した「弱い紐帯の強さ」という概念は、まさにこの現象を説明するものです。日常的に頻繁に会う相手よりも、時折顔を合わせる程度の関係のほうが、新しい情報や思いがけない協力関係をもたらしやすい、という考え方です。今回の懇親会は、まさにそうした関係が生まれる場でした。
種を蒔かなければ、花は咲きません。腰を上げてその場に向かったからこそ、今回とても良い出会いがあり、充実した時間を過ごすことができました。同じ分野を志す方々の考え方や姿勢に触れることで、自分自身の学びも一段と深まったように思います。
成年後見の分野は、ご本人の生活そのものを長く支えていく、責任の重い仕事です。だからこそ、付け焼き刃ではない、地に足のついた研修と、そこで得られる人とのつながりの両方を大切にしていきたいと考えています。
残りの研修も気を引き締めて臨み、皆さまに安心してお任せいただける後見人材となれるよう、引き続き努めてまいります。
成年後見制度の利用をご検討中の方、申立ての進め方や後見人選びに迷っている方は、どうぞお気軽に弊所までご相談ください。
ふたつ社会保障制度調査事務所 稲山未来
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